人生ゲーム感覚&理論

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若者の貧困で生き方が苦しくなっている理由を考察してみた

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若者の生き方が苦しくなっている

こんなにテクノロジーも発達して暮らしやすい世の中になっているはずのにどうして?

 

そんな疑問を抱えても、少子高齢化とかふわっとしたことしか分かりません

 

なぜこんな時代になったのか

そんな疑問を持つあなたに読んでもらいたいなと思って書きました

 

 

私たちが知らないずーーっと前の話

私たちは物心がついた時には

バブル崩壊後の不況

リーマンショック

・安定しない政権交代

東日本大震災

 

これらをニュースで知っている世代です

生まれてこの方、景気の良かった時代をなんとなく知らないんですね

 

それを再確認させられる1つのきっかけとして

かなーーり興味深いツイートがあったので読んでみました

↓ まずはこちらを

togetter.com

 

今から30年ほど前のバブル期の頃の話ですね

昔は良かったなどと懐古に終わるのではなく、実体験としての話が載っています

働きまくっても貧乏な人が多い今と比べて余裕がある時代なのですね

 

ここから言えることは

・人口が多いほど気楽な生活が送れる

・PCの普及で仕事スタイルが一変した

この2点ですね

 

人口が多いほど気楽な生活が送れる、というのは総需要を考えるといいでしょう

人口が多い時代なら競合他社と競い合わなくても売り上げはどんどん伸びていきます

サービスとして雑でも、それを必要とする人がたくさんいる状態ですね

 

・必要とする人がたくさんいる

↓↓

・サービスが雑でもどんどん売れる

↓↓

・仕事が余ってるから新しく人を雇いたい

↓↓

・働き手に余裕があるから社内恋愛などが活発になる

↓↓

・人口が増えて必要なものがどんどん増えていく

 

景気が良い時はこのような循環が起きています

次に逆のパターンを見ていきましょう

 

今はどうなっているのか

 

・必要とする人がそんなにいない(もう持っている)

↓↓

・競合他社とサービスの質を競い合って売上を確保する

↓↓

・仕事がない&サービスコストに労働力を割き過ぎて余裕がなくなる

だから新たに未経験者を雇えずプロを酷使しないといけない

↓↓

・働き手に余裕がないため独身者が増える

↓↓

・人口が減って必要なものが減少してくる

 

この悪循環に陥っています

一番の原因はサービスコストの上昇ですね

仕事がない状態からひねり出して新たに仕事を作り出したとしましょう

こうした場合、かえって損な徒労になることが多いです

 

簡単な例を挙げると

単価50万の案件を今まで引き受けていたけど競合が40万で引き受け始めた

だから40万に低下せざるを得ない+他から20万の仕事案件を引き受けて残業してようやく元の仕事水準に戻る

 

こうした事例が頻発し、下請け企業ほどその煽りを食らいます

 

価格を引き下げてもサービスの質は下げるわけにもいかない…

またサービスの質を頑張って上げるには

プロを酷使させる、もしくは新人を低賃金でたくさん働かせる

この二択になります

 

世の中が雑な仕事で回らないとその煽りは全て労働者側にくるのですね

雑な仕事でも回るためには総需要を増やす、つまり人口を引き上げる必要があります

 

総需要が減り、完璧に近づければ近づけるほど、

コストが跳ね上がり労働者が働けど働けど辛い世の中が待っているということですね

 

また雑な人材、というのも重要な要素です

セクハラやパワハラについて近年かなーり問題視されていますが

経営や社会ではハラスメントで性格に難アリの人材でもどこかで活用する場を与えなくてはなりません

 

仕事面も人格面も完璧を求めすぎると社会全体の採用基準も跳ね上がるため、

結果的には労働者の首を締める結果となります

 

雑な人材で、雑な仕事を回して、価格を気にしない雑な消費者に売る

 

これができたのがバブル期の社会でした

オフィス内や電車でふつーにタバコ吸ってた人もいますしね

今はもう日本国内のみの需要では限界があるので、

生産性を上げるには少しずつ海外に目を向けなければいかないというのが現状です

 

そして次に、PCによる仕事の変化ですね

PCの普及で残業への見境がなくなった、というのは非常に興味深いです

 

PCは個人の能力を最大限引き出してくれる代物であると同時に、

仕事が無限に生まれて易い性質を持っているのでしょう

 

現代でもYouTuberが無限に動画を投下していますし、

ブロガーやライターは無限に記事を書いています

つまりインターネットというのはあまりにも広大で仕事を次から次へと生んでしまう

 

今でこそそんな時代となりましたが、

その大元はメール機能がいつでも使えるようになった

というとこに起因しているのでしょう

 

人と人との繋がりが仕事を生み、

メール機能によって人の繋がりが拡張され、

どんどん仕事が生み出されていった

 

その結果起こったのは仕事の生産性の格差です

 

PCを使いこなせる人はどんどん生産性が向上していき

使いこなせない人は生産性が減っていく

 

PCの普及していない時代と比べて生産性の格差が生まれ、

仕事の価値も大きく開きました

 

今の若者が苦しいのは社会から人格と即戦力性を求められ

更に大卒を求める企業が増えたことでしょう

 

就職するまでにかかるコストと競争率が膨大に跳ね上がり

そのコストに見合った賃金を得られないというのが問題の根本にあります

 

受験産業が非常に活発化する中、

・学校教育と仕事が直結しにくい状況であり、

・教育と学問に直結する仕事

は競争率がめちゃめちゃに高くて過酷です

 

よって必然的に残るのは要領がよくて人格が良くて仕事や勉学への意識が高い人のみです

 

後の90%ほどの人は大卒を十分には活かせず、

短大専門卒とも競い合って4年間の差を頑張って埋めつつ、

仕事を覚えていく必要があります

こうして見ると自由恋愛する余裕のある人ってほんと少ないですね

 

現代では情報化社会によって20歳までに覚えることが増えた分と、

情報を活用しきれない人が取り残されるといった格差

これが今の若者が苦しい原因でもあるでしょう

 

これからはどう生きればいいのか 

はっきり言ってバブル期のような生活はもう期待できないので、

これからはどういった有益な情報を取捨選択して行動できるかが重要になってきます

 

雑な生き方が苦しい反面、ネットの発達でどんどん面白い道具が生まれています

理想を持って動けば何億人もの人々に見てもらえるので良い時代でもあります

 

新しいサービスが生まれることで、自分のやりたいことを見つけられる可能性が高くなっていきます

 

人生ゲーム感覚で動くなら、より楽しく自分が面白い方に向かっていきましょう

それが結果的に自分のステータスを最大限に伸ばすこととなります