人生ゲーム感覚&理論

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ブロックバスター戦略をうまく実行するには

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ブロックバスター戦略、という言葉をご存知でしょうか

ロングテール戦略の対義語として用いられていますが、

まずは意味を調べるところから。

 

確実にヒットが見込まれる少数の人気作品に対し、集中的に資金を投入して大々的に宣伝活動等を行う、映画、音楽、スポーツ等のエンターテインメント業界を中心に採用されている戦略のこと。 

 

なるほどなーと思っても、エンタメ業界に限るとあまり汎用性に優れないですね…

ということを詳しく掘り下げていって

 

ブロックバスター戦略を志す上で、

エンタメ以外の領域にも応用を効かせていきましょう

 

 

少数精鋭のブランド力

ブロックバスター戦略の真意は

「少数精鋭のブランド力」

を構築することに他なりません

 

任天堂で言えば、マリオシリーズを中心に周りもビッグタイトルで固めています

ディズニーもミッキーを中心にして、様々なキャラクターを生み出しています

 

共通して言えるのは、事業の核となるキャラクターを設定していること

誰もがその分野で連想した時に、一番最初に思い浮かぶキャラ

というようなブランド力が大事になってきます

 

ではこの少数精鋭のブランド力、を構築するのはどうするべきか?

というのは、多量の新製品を世に送り出してまず反応を伺うしかありません

手元に経験値やデータがあって初めて、「少数精鋭」を作ることができます

 

エンタメ業界以外で考えてみましょう

例えば、日清食品を例に挙げてみます

 

CMで頻繁に見かけるのは

どん兵衛」「麺職人」「UFO」「カップヌードル」「ラ王」「チキンラーメン

中でも、カップヌードルシリーズはかなり力を入れています

 

冷凍チルド類にも力を入れてますが、やはり主軸はカップ麺類

その中の少数精鋭が、これらの商品です

 

他のシリーズではもう型が大体定まっているのに対して、

カップヌードルは定期的に期間限定や新商品を出しています

CMも数多く放送してきたため、今や不動の地位にいます

 

言ってしまえば、食品もエンタメの内に入ります

食べる時のワクワク感を重視したジャンクフード類なんかは、良い参考になります

なかでも食品=エンタメを結びつけた1番手は、マクドナルドですね

 

このようにエンタメとは関係ない分野でも、

消費者やユーザーを楽しませる方法はいくつもあります

 

逆にコンビニのような様々な生活用品を揃えることに特化した店は、

ブロックバスターとは真逆のロングテール戦略を実行していることが多いです

 

多量の時間・資金を投入できるか見極めることが大事

多量に時間と資金を投入できる分野をまず考えてください

資金を投入するには、CMや広告を流すことが一番早いです

じゃあそのCMや広告を投入して最も効果が大きいのは? と考えると

B to C企業(消費者へモノを売ってる企業)が圧倒的に強いです

 

そうなると、消費者に宣伝していけるモノはなにか

まずは手元にいろんな商品を作ることから始まります

そこからヒット作が生まれたら、それを分析していきます

分析ができたら、次に売れそうな製品を作ります

着実に売れていくと、もっと伸びしろがありそうな製品が見つかってきます

そうしたら、思いきって資金をドバーと投入してみましょう

 

基本は、この繰り返しですね

手元に色んな商品を作って売る段階でいくつも失敗は生まれますが、

なんとかタフに改良していけると、いずれ光明が見えてきます

 

個人で言うと、漫画家がとても分かりやすい例です

漫画家になるまでいくつも作品を重ね、

漫画家になった後も没ネームがいくつも生まれ、

ようやく人気になれそうな頃になると、

アニメ化やドラマ化などのメディアミックスが起きます

 

そこに至るまでに企業も個人も強烈な労力が必要ですが、

ひとたび大ヒット商品を産むには賭けの要素も出てきます

 

ブロックバスター戦略の大事な要点

ヒット商品を生み出すことよりもむしろ、

注力できる商品が生まれるまでの下積みが重要となってきます

 

不十分な状態で勝負に出ると大きく失敗することもあり、

「確実に成功する」と確信できる裏付けのデータと経験値こそ

ブロックバスター戦略の一番大事な要点と私は考えました 

 

もっとブロックバスター戦略について知りたいという方は

この本を購入することをおすすめします